おおさか浪漫の1周年記念例会を開催しました。
おおさか浪漫は2019年12月18日にチャーター(正式に設立)しました。その1周年を記念し、2020年日本語スピーチ全国大会優勝の佐藤真由子さん(三島TMC・馬車道TMC)を講師にお招きし、「心をつかむスピーチのレシピ」と題して、ワークショップを開いて頂きました(※下に続きます)。
感動するスピーチのレシピについて、①ネタ、②表現、の両面から解説して頂きました。
①ネタはスピーカーオリジナルの体験です。
感動するスピーチは、(1)スピーカーのしくじりがあり、(2)しくじりに対する気づきがあり、(3)気づきから学び成長する、という構成をもっています。
しくじりはその人にとってつらい体験かもしれませんが、つらければつらいほど大きな感動を与える体験になりえます。心を深掘りしていけば、誰しもがネタの原石を持っているはずです。
②表現は優れたスピーチから徹底的にまねます。
メリハリや笑いの取り方、ジェスチャーなどの表現技術は、優れたスピーチを繰り返し聞くことで自分のスピーチに取り入れることができます。佐藤さんは全国大会ファイナリストのスピーチを繰り返し聞き、(初めて聞いたときは気付かなかった)良い点を見つけては、自分のスピーチに取り入れていたそうです。
これら①②を、ご自身の全国大会優勝スピーチを題材にして解説して頂きました。
※関連する動画の紹介、又はUPがあるかもしれないので、あればこちらにもリンクを貼っておくようにします。
個人的には①の視点がスピーチ以外にも大事なように思いました。しくじりや失敗は全て過去の出来事ですが、佐藤さんの「何を学んだのかの視点から人生を振り返ると人生がポジティブになる」というのはその通りと思いました。スピーチが、自分の成長物語に題材を求めるのであれば、過去は常に未来に活かされるものであり、成長の糧になりうるものです。スピーチを通して過去をみつめ、成長し、聴衆に勇気を与えるスピーチをしたい、と思いを新たにしました。
1周年記念例会は約30名もの出席者がありました。おおさか浪漫以外からもたくさんのゲスト参加者があり、ディスカッションもあって、改めてスピーチとは何ぞや?と考えさせられました。
おおさか浪漫はこのように素晴らしい学びの機会を得て、1周年を迎えることができました。
新しい参加・見学の希望者がおられれば、どなたでも歓迎しますので、ぜひお気軽にお声がけください!
(文責:こむけん)
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